行政書士試験とくらべてみると
暗記物が膨大
私は3回行政書士試験に落ちた経験があるので、行政書士試験と社労士試験の勉強の内容について書いてみます。
行政書士試験は、まずは分厚いテキスト1冊を何回か読み込んで、過去問とテキストをいったりきたりしていると、そこそこ点数が取れますが、社労士はどうもそういう試験ではないように思います。
理解も大事なのですが、先に年数、期間、期限、年月日の暗記が入ってきます。
行政書士試験は理解、社労士試験は、暗記、と私は思っています。
「社労士は暗記」が正解
自分の勉強のコツを知っていますか。
テキスト理解なら動画学習、とか、暗記なら、赤シートが得意です、とか。
社労士試験は、とにかく覚えることが多いです。数字が多いので、完全に暗記の試験が正解だと思います。
多くはないのですが、社労士試験を受験した方、これから受験する方が、「社労士試験は暗記」というブログやメディアを残しています。
脳みそのタイプにもよると思いますが、私にも社労士試験は暗記学習が多いように見受けられます。
しかも範囲が広い
そのうえ、社労士試験はかなり出題の範囲も広いです。
理解の上、数字の暗記があって、試験が実務に直結する試験です。
行政書士試験は、受かってから自分の得意分野を進めていきますが、社労士は試験後、研修などを受け、すぐに実務につくことができます。
行政書士とはちょっとちがう試験です。
難易度も高く、何年も浪人している人がいます。
過去問学習の難しさ
普通の試験は、過去問20回やると受かります
私の、国家資格やいくつかの資格取得の経験から言うと、普通の試験は、過去問を20回、しっかりやれば受かります。
いろんな資格がありますが、それが真実ではないかと私は思っています。
もちろん、過去問を解きながらテキスト学習をし、どんどんインプットも進めていくことを前提としてこう言っています。
過去問をベースにテキストでインプットが一番試験には効く、というのが私の常識です。
時間がないときはテキストより前に過去問という常識
試験時間がないときは、テキストを読むより先に、過去問を解いた方がいいです。
試験の考え方や試験の傾向、くせ、よく出る表現を体得した方が実際の試験には役立ちます。
行政書士試験は、過去問からのインプットでも大丈夫です。
社労士試験の受験資格のために先に行政書士試験の方もいらっしゃると思います。
行政書士試験合格まであと1問だった私が言うので、ぜひ過去問学習をやってみてください。
それが難しい社労士試験
社労士試験のべんきょうにおいては、それがかなり難しいと私は思います。
一定レベルの知識がないと、そもそも論で、「出題の問題に何が書いてあるかわからない」ということになるからです。
調べて、テキストを読む、問題に戻る、もいいのですが、数字の暗記が多いので、それも困難かな、と思います。
まったく太刀打ちできない問題に挑んでいると、人はとても苦痛を感じます。
社労士試験の過去問、問題集は、ある程度のインプットができてからのほうがいいと思います。
社労士の学習の順番はこうなる
いきなりの過去問は無理
社労士試験の勉強で、いきなり過去問は無理です。
すべて暗記するつもりならいいかもしれませんが、問題からテキストを読むという方法では、ちょっと効率が悪いです。
先に、集中的に概要理解して、テキストの流れを抑えておいた方がいいです。
それにしても、範囲が膨大なので、一苦労です。
先にテキスト、目次暗記、概要理解にテキスト読み込み
先にテキスト、目次暗記、概要理解、そしてテキストの読み込みをしておきましょう。
3割でいいので理解が進んでから問題集や過去問に進んだ方が効率がいいです。
範囲が膨大な試験に重要なのは、概要理解です。
内容のアウトライン、どの内容がどの法律なのかしっかり把握してからテキストを読み込むと理解の進みが早いです。
この試験は多分、「暗記はしたくない」という方には全く向きません。私もここまで暗記の試験は初めてです。
私は単語帳や暗記カードが大好きなので、隙間時間でサクサクいけますが、自分の暗記方法を知らない人は、かなりの苦労があると思います。
適度に知識(血肉)がつかないと、過去問が全くできない
行政書士試験はいろんな通信講座をやったりして、知識を毎年ちょっとずつつけていったのですが、一番点数が高かったのが、通信講座での一問一答ばかりやっていたときです。
社労士もてっきりそれで行けると思っていたのですが、これだけステイタスもあり、まだ日本に多くない職業の試験では通用しなかったのですね。
過去問遠いです。先にしっかりインプットします。
フォーサイトをやっています。暗記カードついています。